"Senkouka"?
What is that?
試験を受けないと学士がもらえない津山高専専攻科の情報。
専攻科生はもう寮に入れないんですか・・・。



Kousen Nowにもどる
正 式名称
(英語名)
国立津山 工業高等専門学校 専攻科
Advanced Engineering Course of Tsuyama National College of Technology
概 要
大学3、 4年に相当する2年間の課程。修了し、学位授与機構の小論文試験(2年の12月)に合格すれば学士となる。
専攻科を含めた高専7年間の頑張りによっては学士どころか修士レベルの実力をつけることが可能とのこと。
(他高専専攻科の紹介から拝借)
大学ではなかなか難しい、非画一的な超少人数教育が行われている。
津山高専の専攻科を含めた教育課程はJABEE認定を受けているので技術士が取りやすくなるらしい。
専 攻科への
アクセス
津山高専 の敷地内北側に位置する(通用門入ってすぐ)。
もっと詳しい地図等の情報は公式Webを参照。
Web サイト http://www.tsuyama-ct.ac.jp/ (メイン)
http://www2.tsuyama-ct.ac.jp/ (ミラー)
専 攻科の
歴史
1998 年4月 機械・制御システム工学専攻・電子・情報システム工学専攻でスタート
2000年3月 第1回目の修了生(18名)を送り出す
2003年4月 社会人長期履修制度スタート
各 専攻に
ついて
■機械・ 制御システム工学専攻 定員8名
 機械工学科と電子制御工学科が基礎となっている。
■電子・情報システム工学専攻 定員8名
 電気電子工学科(旧名電気工学科)と情報工学科が基礎となっている。
定員が8人ずつなのはなぜか?→各学科の定員の1割を専攻科の定員とするため。
つまり各学科から4人ずつということ。けれど各学科の割合は実際は年によって大きく異なる。
推 薦入試
5月末に 行われる。合否の判定は書類と面接で行う。推薦には専門科目の成績による制限がある。
最近推薦の人数が増えているのは気のせいでしょうか。
一 般入試
前期(6 月)と後期(12月)がある。推薦合格の人数によっては合格ラインが大幅に変動することもある。
最近は一般入試の成績でかなり選別されるらしい。
津 山高専から
の進学
専攻科生 の大部分は津山高専本科出身者で占められている。
入学のパターンは、
 1.専攻科一本で入学
 2.気づいたらここしかなかった(他大学もしくは就職の試験失敗で、専攻科に入学)
 3.本科を出てしばらく経った社会人が何らかの理由で専攻科に入学
3はまれ。1,2それぞれの割合はその年の景気等によって大きく異なる。
他 高専から
の進学
毎年数人 ずつ入学している模様。2004年度はゼロ。他高専からの主な進学理由は以下のような感じ。
 1.自分の高専に専攻科が存在しない
 2.自分の高専の専攻科への入学を何らかの理由で断念
一般入試の場合、合格ラインは大きく変動するので注意。
専 攻科の
年中行事
4月 入 学式 特別研究中間発表会(2年)
5月 (スポーツ大会)
6月 特別研究テーマ発表会(1年)
7〜8月 夏季休業 学外実習(1年)
9月 前期試験
10月 後期授業開始 学外実習報告会(1年) 学位出願手続き(2年)
11月 (ほとんど関係ないけど弥生祭)
12月 学位小論文試験(2年、阪大)
12月末〜1月始 冬季休業
1月下旬 特別研究報告書1次締め切り(2年)
2月 特別研究発表会(2年) 学年末試験
3月 本科卒業式ならびに専攻科修了証書授与式
専 攻科生の
特権
冷暖房完 備の専攻科棟(本科の教室にもそのうち付く)。
校内の駐 車場に自家用車を乗り入れることができる(届けが必要)。
専攻科棟2Fの談話室(使ってるのほとんど見たことないけど)。
公開講座・図書館などでのアルバイト。
専 攻科棟
津山高専 の敷地内北側に位置する(通用門入ってすぐのところ)。
 1F 講義室(専攻科の授業の大部分が行われる)、実験室
 2F 各研究室、談話室
 3F 各研究室、講義室
 4F 実験室、SCS室
もっと広い建物を作りたかったらしいが、諸事情によりできなかったらしい。
座席も詰め込まれるような感じで、すでに手狭になりつつある。
第 1講義室
専攻科棟 1F。
黒板と机がある普通の(ちょっと狭い?)講義室。
第 2講義室
専攻科棟 1F。
ホワイトボード・テレビ・ビデオ・OHPプロジェクタがある。
第 3講義室
専攻科棟 3F。
少しせまめ。各専攻の授業を行うことを目的として作られているらしい。
近隣の研究室がよくゼミみたいなことをやっている。
談 話室
専攻科棟 2F。
使っているのはあまり見たことがないし、ほとんど行かない。
就職の資料があるらしい。
講 義
授業は 100分(45分×2=90分ではない)。
前期と後 期で時間割が変わる(大学と一緒)。
学生に調査をさせ、発表させる形式の授業が本科と比べ多くなる。
学年が上のほうになるにつれ授業の出席は悪くなる(ただし、平成15年度後期より3分の2の出席が必須らしい)。
日 中比較
文化論
外国語は 国際交流のためじゃなく、金のために勉強するんだとか。
というわけで津山高専専攻科ではその中でも一番金になりそうとされる中国語を1年時に勉強する。
(中国語だけじゃなく中国事情も。)
できる人とできない人の差が激しくあらわれる科目の一つ。
それでも、おそらくドイツ語より簡単だと思われる。
※本科4年生でも選択で中国語がいよいよ始まったらしいですよ。
学 外実習
地域の協 力により専攻科1年の夏季休業中に企業等における30時間程度の実習を行う(全員必須)。
日数にしてだいたい1週間程度だが、行き先によっては1週間だけではすまないこともある。
外 部での
発表
専攻科特 別研究の合格条件のひとつが、学会など学校の外部で発表を最低1回行うこと。
人によっては学会発表による表彰を受けたり、2回以上学会発表することもある。
学 位小論文
試験
専攻科を ただ修了しただけでは学位は授与されない。
学位授与機構が行う学位小論文試験を受験し、合格すると学士(工学)が授与される。
夏休み中に「学修成果のレポート」を作成し、10月の出願時に書類とまとめて提出する。
12月に行われる試験(日曜日に実施)では、レポートの中から専門分野に関する基礎知識などの説明問題が出題され、時間内に解答する。
津山高専の学生は大阪大学で小論文試験を受験する。
IzukiM 流
学位小論文
試験の受け方
高速バス を千里ニュータウン(北大阪急行桃山台駅)で下車→千里中央へ
千里中央のコーヒーショップで暇つぶし(多少勉強)→昼食→再びコーヒーショップへ(この間約2時間半)。
モノレールで柴原駅へ行き、阪大豊中キャンパス柴原門より校内へ(駅から会場まで徒歩15分)。
1時30分に開場→2時説明・配布開始→2時30分試験開始→4時終了
 (会場内のトイレは非常に混雑する)
終了後、阪急石橋駅へ(下り坂で徒歩10分)→急行に乗車(15分)→梅田駅→満員の高速バスに乗り帰津
修 了証書
授与式
本科の卒 業式とともに津山文化センターで行われる。
成績優秀者はこのときに津山市長による「箕作賞」の表彰を受ける。
※箕作賞:江戸末期に津山からでた洋学者の名前を取り、津山市が市内高等教育機関の学業優秀者の表彰を行っている
他 の専攻科
との交流
中国・四 国地区の高専専攻科生が一堂に会して日ごろの研究成果を発表する交流会が存在する。
平成15年度は津山高専を会場として開催された。でも全員集合ってわけでもない。
国 際交流
米国の工 科大 学(カレッジ)との交流を進めている。
2002年より専攻科生を米国に送り込んでいるほか、2004年5月に向こうからも学生が来日。
2004年度より上海研修旅行を実施。
進 路
大部分は 就職。ごく一部が大学院へ進学する(年によっては進学者0)。
就 職
非常に早 い人は説明会などのため1年時の2月ごろから動き始め、4月には内定を得る。
就職情報サイトに登録して自由応募するのと学校にくる求人へ学校推薦で応募するのが主である。
人によっては会社に就職せずにその他の道を歩む(これまでの例:音楽の道へ・・・)。
専 攻科生の
習性
どこかの 決まった研究室で群れを作ることがある(かなり迷惑)。
専攻科生の時間はかなりのスローペースで流れている(本科との比較)=基本的に暇をもてあましている。
何かにつけ近視眼的に楽な道を選択したがる。
※すべての専攻科生がそうというわけではないので注意
専 攻科の
よいところ
本科から 進めば自分のやりたい研究を3年間続けることが可能。
研究内容とそのプレゼンテーションは他大学にも引けをとらないくらい質が高いものもある(研究室による)
 →津山高専の専攻科生はほぼ毎年複数が学会で表彰されている。
授業料その他勉強にかかる費用がが大学より安い(国立大の半分)。
本科の成績がよければ推薦入試で入ることができる。
少人数授業。受けたくない授業があれば選択しないこともできる。
専 攻科の
悪いところ
選択でき る科目数が少ない。
人によっては怠け癖が大幅に強化される。
 →だるい、なまぬるい、そしてやる気のない空気が作り出される。
専攻科棟の講義室は多少狭い。車椅子用スロープはあるのにエレベータがない。
どこの学校に通っているのか聞かれたとき、説明に困る。
体育がないので体がなまってしまいやすい(授業組んでも良いのでは?)。
※仕方ないのか?
ス ポーツ大会
2003 年度あたりからスポーツ大会に積極的に参加している。
2004年春季はぶっつけ本番のサッカーで第3位を獲得(専攻科史上初の快挙)。
秋季は優勝を狙っているらしい。と思ったら惜しくも第3位。残念。
ま とめ
経済的に 限られている中でもそれなりの勉強がしたいという人にとってはよい環境だと思われる。
専攻科をよいところか悪いところか判断するのはその人しだい。
だるい空気にさえ影響されなければそれなりの結果がついてくるものと考えられる。
本 科生へ
研究室 (特に先生)をしっかり選びましょう。
研究がメ インと割り切ってしまえば、何とかうまくやっていけるんじゃないでしょうか。
専攻科生が迷惑をかけるようなことがあれば機を見計らって何らかの対応をしたほうがよい。
な ぜこんな
ものを?
1.他の 人々から「どこの学生か?」と聞かれる時、返答に非常に苦しむのでちょっとでもわかってもらえればと思って書くことにした。
2.本科生の 間での会話はもちろんのことインターネット上でも、専攻科に関する根拠のあるかどうか疑わしい情報がやり取りされているので、それが本当なのかどうか実際 に内部からの視点で客観的に検証してみようと思った。
専 攻科の
これから
JABEE 認定の教育プログラムの一部となる。
将来的には定員が増えるという話もある(学生数は現に増加傾向になっている)。
教室がそろそろオーバーフローを起こすのでは?

空欄の箇所は近々追加される予定の項目です。
「こんな情報を追加してほしい」などご意見がありましたら管理人まで。

(c)2003 geraet.ns.tc ←メインサイト All Rights Reserved.  since 2003/11/19.